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2020 年度 実施状況報告書

親と子(当事者の同胞)で学ぶアウトリーチ型精神疾患心理教育プログラムの開発と導入

研究課題

研究課題/領域番号 18K10392
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

甘佐 京子  滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (70331650)

研究分担者 長江 美代子  日本福祉大学, 看護学部, 教授 (40418869)
田野中 恭子  佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (50460689)
土田 幸子  鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 准教授 (90362342)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード家族支援 / アウトリーチ / きょうだい / 心理教育 / 精神障害 / メリデン家族ケア
研究実績の概要

2020年度の研究計画としては、2019年度に予定していたものの進捗が遅れていた精神疾患を患う当事者の同胞(きょうだい)に向けた心理療法ワークブックの作成や、親子対象のアウトリーチ型心理教育プログラム(当事者の親と同胞、もしくは当事者と親、同胞が一緒に家庭で受けることができる心理教育プログラム)を開発することを予定していた。
しかしながら、新型コロナウイルスの蔓延が継続している現在の状況下では、Canadian mental health associationで開発された「A Sibling’s Guide to Psychosis」が同胞のメンタル面での問題を改善するために、コーピングの強化を図るものとして実際どのように運営されているのか、またこのResourcesを訪問型心理教育に活用がどの程度可能か等、海外である現地(カナダ)に赴いて見学および研修を行うことが困難であり、昨年に引き続き実施することが出来なかった。
また、アウトリーチという訪問型の家族支援は国内での活動であるが、コロナ禍の状況下で、家庭訪問の許可を得る対象者を見つけることも非常に困難であり、こちらも今年度は実施することが出来なかった。
加えて、研究代表者が昨年度に引き続き体調が思わしくなく、なかなか研究実施に取り組めない状況が続いており、研究分担者が個々に情報収集や関連研修の受講、学会発表などを行ってはいるが、研究課題全体の進捗はほぼ膠着した状況にある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2019年度の途中から研究代表者が体調を崩し、新型コロナウイルス感染症蔓延の影響もあり、なかなか研究実施に取り組めない状況が続いており、研究分担者が個々に情報収集や関連研修の受講、学会発表などを行ってはいるが、研究課題全体の進捗はほぼ膠着した状況にある。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染症の状況が今後どのように変化していくのか予測が難しいところであるが、インタビューやアウトリーチ的な関わり方をすぐに進めていくことは難しいと考えている。
今後、研究代表者の体調の回復を待ち、WEB会議・WEB調査(アンケート)等の手法も視野に入れながら、まずは量的なデータを収集することを検討していく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の蔓延および研究代表者の体調不良のため、研究計画にある海外での視察研修やアウトリーチ(訪問型家族支援)の実施が出来なかったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヤングケアラー 精神に「障害」のある親を持つ子どもへの支援2020

    • 著者名/発表者名
      田野中 恭子
    • 学会等名
      第20回日本認知療法・認知行動療法学会

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公開日: 2021-12-27  

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