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2023 年度 実績報告書

学校救急処置における論理的思考力の「見える化」を目指した臨床推論研修プログラム

研究課題

研究課題/領域番号 18K10397
研究機関山口県立大学

研究代表者

丹 佳子  山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (70326445)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード養護教諭 / 保健室 / 緊急度・重症度判断 / 臨床推論 / 論理的思考力 / 研修プログラム / 学校救急処置
研究実績の概要

本研究では、養護教諭の「論理的思考力の不足」と「振り返りが難しい環境」に着目し、養護教諭の緊急度・重症度判断を導く思考プロセスの問題を解決するための新たな養護教諭を対象とした研修プログラムを開発することを目的としている。
2023年度は、2021年度に行った現職養護教諭を対象にした「仮説演繹法による臨床推論」の研修プログラムの評価と課題を明らかにし論文を学会誌に投稿した。
さらに、研修プログラムで用いた「臨床推論タイプ分析」をより簡便に行うために、スマートフォンやタブレットで利用可能なウエブアプリ(http://clinicalsupport.qammer.site/)を作成した。「臨床推論タイプ」とは養護教諭の学校救急処置における思考プロセスの特徴を仮説形成の有無,仮説検証の有無,仮説検証の内容,意図的な情報収集の有無から分類したものである。臨床推論タイプは「タイプⅠa仮説検証型」「Ⅰb仮説形成ありの子どもの言動優先型」、「タイプⅡ直感型」,「タイプⅢかくれ仮説検証型」,「Ⅳa網羅的情報収集型」、「タイプⅣb仮説形成なしの子どもの言動優先型」の6種類から成る。
作成したアプリは利用者が保健室対応の場面を記述した「振り返りシート」の各項目について、Web画面に出てくる質問にタッチし回答することで、その場面で用いた臨床推論タイプが分析できるものである。アプリにはこの分析ツールの他、臨床推論タイプの説明、臨床推論モデルパターンの電子書籍も掲載した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 学校救急処置における緊急度・重症度判断のための 「仮説演繹法による臨床推論」研修ー養護教諭対象のオンラインプログラムの評価と課題一2024

    • 著者名/発表者名
      丹 佳子、朝倉隆司
    • 雑誌名

      学校保健研究

      巻: 66 ページ: 27-40

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [備考] 臨床推論タイプ分析

    • URL

      http://clinicalsupport.qammer.site/

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公開日: 2024-12-25  

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