研究課題/領域番号 |
18K10408
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
眞鍋 えみ子 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (30269774)
|
研究分担者 |
和泉 美枝 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (10552268)
小松 光代 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (20290223)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 妊婦 / 下肢筋肉量 / 筋力 / SMI / 生体電気インピーダンス法 / 2ステップテスト / ロコモ5 |
研究成果の概要 |
30歳以降の女性では加齢にともなう筋萎縮や筋力の低下が始まることから,妊娠期の下肢筋肉量や移動能を評価した。下肢筋肉量は平均11.5Kgであり,サルコペニアの診断基準であるSMI5.7未満者は27%であった。妊娠期の13週間で下肢筋肉量は300g増加し,年齢,非妊時運動習慣,非妊時 BMI,妊娠中の体重増加量,生活活動量が影響していた。妊娠16週以降に推奨体重増加量に達している妊婦ほど下肢筋肉量は多かった。移動機能は妊娠の進行にともない低下した。支援では,妊娠中期まではトレーニングの習慣化と定着,後期は体重増加量による自重負荷を活用したトレーニングの継続と日常生活活動量の増加を提案する。
|
自由記述の分野 |
生涯発達看護学 母性看護学 助産学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって妊娠期の下肢筋肉量や筋力,移動能の現状が明らかにされ,下肢筋肉量維持や増加を目的とした支援策が提案された。この提案をもとに産科医療機関において妊娠期から産後肥満予防のための介入や生活習慣の確立が提案されることにより,妊娠期からのメタボリック症候群予備軍への移行の予防やメタボリック症候群の発症予防につながることが期待される。
|