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2020 年度 実施状況報告書

先天性心疾患をもつAYA世代のトランジションに向けたケアプログラムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 18K10412
研究機関四條畷学園大学

研究代表者

吉川 彰二  四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (00326290)

研究分担者 宮下 佳代子  四條畷学園大学, 看護学部, 講師 (10469546)
大森 裕子  岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 准教授 (20331746)
永井 利三郎  桃山学院教育大学, 人間教育学部, 教授 (50124748)
新家 一輝  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (90547564)
佐藤 寿哲  大阪青山大学, 健康科学部, 准教授(移行) (90614082)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード尺度 / 因子分析 / CHD / 移行準備性
研究実績の概要

5医療機関1患者団体へのアンケート調査「AYA世代が自立生活を送るための成人医療への移行準備性尺度(先天性心疾患用)の開発」(2020年4月終了。配布229部-回収104部)に関わる調査結果書の作成及び、同報告書の結果に基づき、研究メンバーによる遠隔会議を毎月継続的に実施し、尺度開発に向けて検討し、分析を行った。主な分析方法である因子分析については、30項目のうち天井効果等8項目を分析対象から除いた計22項目を分析した。その結果、3因子に分けられ、第一因子『日常生活における主体的な健康管理』(仮)、第二因子『成人期のライフスタイルの確立準備』(仮)、第三因子『受療行動の獲得』(仮)と命名された。続いて、因子分析に関連した諸相関分析(各項目間の内的相関係数、α係数、そして、尺度の合計得点とSF-36との相関)を行い、信頼性について検討を重ねた。現在は、調査協力者の年齢や性別、トランジション開始の有無などの属性による項目ごとの得点の差異についても分析をすすめる方向でメンバー間の意見が一致している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、各メンバーの所属する看護学教育機関において、感染対策及びPCR検査陽性者の発生に対する対応等により遠隔会議の開催が困難となったことが主な原因である。

今後の研究の推進方策

遠隔会議の継続した開催と分析によって、学術雑誌への論文投稿をすすめる。また、本調査結果の分析を様々な視点から捉え、日本小児看護学会、小児保健学会、看護科学学会等への学会発表を進める。加えて、昨年のEAFONS22rdにおける学会発表に基づく論文作成と投稿を行う。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、研究メンバーの所属する各教育研究機関において、感染対策及びPCR検査陽性者の発生に対する日々の対応等に追われた結果、遠隔会議の開催が困難となったこと、そして各メンバーの研究成果の学会発表、論文執筆、投稿、発表等の研究活動に大きく支障を来たしたため、それらに研究費を投ずることが困難であった。今年度は、昨年度の経験を踏まえ、データ分析を進め、その結果を広く学会、論文として公表する。

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公開日: 2021-12-27  

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