研究課題/領域番号 |
18K10422
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
千場 直美 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (90347005)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 性周期 / 月経随伴症状 / 更年期症状 / 月経教育 / 女性 / 健康管理 / 検診 |
研究実績の概要 |
女性のライフサイクルにおける性周期関連の不調は約7割に自覚されるが予防対処できる女性は少ない。予防対策を図るためには知識を得て行動することが必要であるが、日本において性周期関連の不調に対する健康教育はほとんどなされていない。女性の健康維持増進をはかり、健康管理するために必要な健康教育をいつ、だれが、どのようにするべきかを検討し、実践・介入につなげる本研究の目的である。 現在、倫理委員会の申請を行い、調査準備段階にある。 調査の第1段階として性成熟期(20~50歳代)の女性における性周期関連の不調と知識や情報を含めた健康ニーズの実際について実態を把握するための調査を行う。事前調査では、女性の約7割が初経とその対応について、母親から教育を受け、月経のメカニズムについては約7割、妊娠や避妊について約4割が学校で教育を受けていた。約4割の人が医療者に期待する性周期関連の教育項目である月経随伴症状、不妊症、更年期症状について、医療者から教育を受けた女性は約1割程度であった。健康管理について、うまく管理できていると回答した女性は約3割であるが、子宮頸がん検診受検率は約70%で、そのうち65%は2年以内に検診を受けていた。また、乳がん検診の受検率は約50%で、そのうち約70%が2年以内に検診を受けていた。 今後、調査、データ分析を行い、関連要因について検討するとともに、各年代のニーズに応じた健康教育の内容や教育のあり方について検討を深める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査内容の検討に時間がかかったが、倫理申請、事前調査などは概ねできた。
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今後の研究の推進方策 |
今後さらに調査内容を検討し、調査を実施し、調査結果について分析し、健康教育内容と方法について検討を深める。 また、得られた結果を国内外で成果発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度に本調査を実施する予定であるため、調査費用が必要となった。また、介入調査予定であり、その評価のための調査も必要となるため、調査実施費用が次年度に増えることになった。また、調査後の成果発表も次年度に必要となるため、使用額が変動した。
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