研究課題/領域番号 |
18K10429
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 |
研究代表者 |
川村 紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (90624809)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ヒヤリ・ハット事例 / 分娩期 / 助産師 |
研究実績の概要 |
【研究Ⅱ】助産師の分娩期の危険予知能力を高めるトレーニング教材の開発では、若手時助産師を対象とした参加型の教育プログラムを理論的背景に基づいて開発した。そのプログラムの実現可能性を検討の上、助産師経験3年未満の助産師13名に対して、プログラムを実施した。プログラム評価として、終了時の質問紙調査、終了後1‐2週間頃と2か月頃にインタビュー調査を行った。その結果、参加者はプログラムを通して全員が新たな学びを得ることができ、満足度は概ね高かった。また、プログラム終了後のインタビューより、プログラムでの学習が実際の臨床現場に活用された、プログラムで学んだヒヤリ・ハット事例が危険予知能力の向上に役立った、産婦や家族とのコミュニケーションをより丁寧に行うようになった、医療職者間の報告・相談に躊躇しなくなった、等の行動変容に効果があったことがわかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
【研究Ⅰ】で収集された事例内容の詳細な分析を再検討すること、また【研究Ⅱ】のプログラムを修正するための時間を確保することができなかったため、進捗状況は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
【研究Ⅰ】助産師の分娩期ヒヤリ・ハット事例の収集と分析は、分析を再検討し、分娩期ケアにおける安全管理の具体的な方法を明示する。【研究Ⅱ】助産師の分娩期の危険予知能力を高めるトレーニング教材では、試作のトレーニング教材の修正を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
【研究Ⅰ】助産師の分娩期のヒヤリ・ハット事例の収集と分析は、分析を再検討するため、データの整理として研究補助費を計上する。また【研究Ⅱ】助産師の分娩期の危険予知能力を高めるトレーニング教材の開発では、教材修正のために、周産期の学識者、看護管理者、助産師に意見聴取するために謝金を計上する。
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