研究課題/領域番号 |
18K10431
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研究機関 | 湘南鎌倉医療大学 |
研究代表者 |
米山 雅子 (中林雅子) 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 准教授 (10363847)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | インフォームド・アセント / 小児がん / 看護介入モデル |
研究実績の概要 |
本研究目的は、小児がんの子どもに行われるインフォームド・アセントの実態とその実態を踏まえた療養生活や健康管理行動の質向上に向けた小児がんの子どもに行われるインフォームド・アセントを得るための看護介入モデルの開発を目指すことを目的にしている。 昨年度課題であった小児がんの子どもに行われているインフォームド・アセントの実態を調査するための質問紙調査票作成に向けた文献検討を再度行った。 文献検討で得られた研究対象、対象としている子どもの発達段階、疾患や治療時期やその治療や、今後の課題についてなど文献検討の結果や関連成果は、国際学会(SIOP)等へ発表したが、コロナウイルス感染症流行によるオンライン開催となり、情報収集や知見の共有に最大限務めたものの限られた中での取り組みとなった。 これらの文献検討によりどのような病期でどのような治療場面に焦点をあて研究されてきたかを参考にするとともに、実際に小児がんの子どもにかかわっている看護師からの意見を反映し質問紙調査票をより精選させ質問紙調査票を作成し、所属機関の研究倫理審査申請を行い、承認が得られた。対象を小児がんの子どもを受け入れている医療機関の看護師を対象としているため、今後コロナウイルス感染症の流行状況を見ながら該当施設への調査協力を依頼、実施予定である。実施に向けては回答への簡便さと考慮し、WEBを活用し、実態を把握しうる調査につなげる予定である。調査結果をもとにさらにモデル開発につなげていきたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年改めて、検索するデータベースを拡大し、原著に限らず広く文献を概観し質問紙調査票の構成を検討し、経験者の意見や、統計解析にむけた質問紙調査票の検討は行ったが、コロナウイルス感染症流行に伴う医療者への調査実施、協力への負荷、質問紙調査、結果を統計解析しうるデータ回収の見込みを勘案し、データ収集法を再考、調査時期を勘案し調査実施時期を延期した。
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今後の研究の推進方策 |
調査対象者の回答の利便性を考慮したデータ収集方法を検討しWEBによるデータ収集を行うこととした。得られた結果を解析し、実際に関わっている看護師からの意見を反映し実態を踏まえたモデル開発につなげていきたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度、コロナウイルス感染症流行に伴い、予定していた国際学会(SIOP)や国内学会の開催がオンライン開催となったため、旅費の執行予算を使用しなかった。また、質問紙調査票を紙面にて行う予定としていたが、協力者にかかる負担を勘案WEBによるデータ収集とした、感染症流行にもかかわらず協力を依頼し、回答を得ることへの謝金を計上している。データ解析が1年先送りになったためノートパソコンの購入も見送ったが、今後データ解析やデータ管理を行うために今年度購入を予定している。
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