研究課題/領域番号 |
18K10436
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
松森 直美 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (20336845)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 小児看護ケアモデル / 倫理的看護実践 / 小児看護現任教育 / 卒後教育 / 混合病棟 / オンライン |
研究成果の概要 |
2000年から開発してきた「小児看護ケアモデル」は、子どもと家族への基本的な倫理的看護実践を簡潔な表現にまとめたものである。2012年からはこれを活用した看護師に対する教育プログラムを開発し効果を検証してきた。 2017~2022年は、増加し続けている混合病棟や地域の診療所等の多様な場で小児看護を実践している看護師に本プログラムを実施し、倫理的看護実践の改善効果を明らかにした。特にコロナ禍の2021~2022年はミニ講義を含めた小児看護ケアモデルを活用したオンライン・プログラムを開発し実施した。参加者数は17名で概ね肯定的な変化が確認できた。
|
自由記述の分野 |
小児看護学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コロナ禍において看護職者のニーズに対応したオンライン・システムを活用した実効性のある小児看護の倫理的看護実践を普及・強化するための教育プログラムの方法を開発し、小児看護初心者や他科経験者を対象に実施した場合の実行可能性が示唆された。次世代を担う子ども施策を総合的に推進することを目的として設立されたこども基本法およびこども家庭庁に象徴されるように、切れ目なく行われるこどもの健やかな成長に対する支援の1つとして、医療の場における子どもの最善の利益を追求した倫理的看護実践の普及は、将来の日本を支える子どもの健やかな成長に欠かせない取り組みとなると考える。
|