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2022 年度 実績報告書

臨床現場と教育機関の融合に基づく新人助産師教育プログラムの構築にむけた基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K10442
研究機関岩手医科大学

研究代表者

蛎崎 奈津子  岩手医科大学, 看護学部, 教授 (80322337)

研究分担者 山本 洋子  岩手医科大学, 看護学部, 助教 (30805411) [辞退]
遊田 由希子 (藤村由希子)  岩手医科大学, 看護学部, 特任准教授 (90336438)
伊藤 奏瑛  岩手医科大学, 看護学部, 助手 (20963359)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード新人助産師教育 / 臨床現場と教育機関の融合 / 助産実践能力
研究実績の概要

2022年度は前年度に作成した新人助産師教育に関するガイドブックの有用性の評価として実施した調査の分析を進めた.調査はA県内の新人助産師教育に関わる助産師等71名から回答を得た.平均年齢40.3歳(SD8.6),新人助産師の教育担当を経験したことがある者は54名(76.1%),新人助産師を教育した経験が1~3年の者は32名(45.1%),4年以上経験した者は28名(39.4%)であった.新人助産師教育に対する日頃の自信度は中央値3(最小1-最大4)で,ガイドブックの有用性については「ガイドブックに興味をもつことができた」,「すぐに使えそうな内容はあった」が最も高く,中央値4であった.新人助産師教育の経験値で検定した結果,「新人助産師教育(指導)に対する日頃の自信度」で有意差を認め,指導経験ある群の方が有意に高かった(P=0.049).年齢では「自信度を少しでもあげるのに,ガイドブックは役にたちそうだ」において正の相関が認められた(P=0.045).ガイドブックへの感想は「他の病院の取り組みをもっと知りたくなった」47名(66.2%)が最も多く,次いで「今後,新人教育をする際に組織として考えていくときに役にたちそう」40名(56.3%)であった.参考になった内容は「実地指導者からみる新人助産師教育の現状と課題」48名(69.6%)が最も多く,次いで「新人の主体性を高める教育」44名(63.8%)であった.以上より,新人助産師教育の経験値がある人にとってガイドブックは有用であったとの示唆を得た.加えて,他施設の取り組みをガイドブックに掲載したことは新人助産師教育に携わる助産師等のニーズにあっていたと考えられた.
また,新人助産師教育を受ける立場(助産師学生)を対象としたガイドブック有用性の評価については,COVID-19により影響を受けた実習等の関係で調査が延期したため,2023年前半に実施、分析を進めていく.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 新人助産師教育に関するガイドブックの有用性2022

    • 著者名/発表者名
      遊田由希子,蛎﨑奈津子
    • 学会等名
      第15回岩手看護学会学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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