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2022 年度 実施状況報告書

母親の児へのボンディングおよび養育行動におけるオキシトシンの役割解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K10446
研究機関北里大学

研究代表者

大田 康江  北里大学, 看護学部, 教授 (80650134)

研究分担者 高橋 眞理  学校法人文京学院 文京学院大学, 看護学研究科, 特任教授 (20216758)
中山 仁志  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (70514933)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード母子関係 / オキシトシン / ボンディング
研究実績の概要

本研究の目的は、母親の児へのボンディングとオキシトシンとの関連に注目し、産後うつ、ひいては児童虐待の素因となる産後の母親のボンディング障害を妊娠期においての予測可能性を探索し、母子関係の構築支援のエビデンスを検証することである。
2022年度は、前年度に引き続きCovid19のパンデミックにより、2022年10月まで研究協力施設より研究協力者のリクルートの中止要請が続いた。オキシトシン抽出作業である前処理は煩雑であり長時間を要し、この前処理抽出作業により、唾液中のOX濃度は、元来低値なため、オキシトシン濃度が検出限界を下回ることがみられた。協力者募集中止の期間は、この課題解決のため前処理が不要な方法の可能性を検討検討した。サンプルの前処理が不要な新たな分析キットの使用の妥当性が確認された。
2022年11月末より研究協力者の募集を再開することができた。現段階で、55名の妊娠初期の方に研究説明を行い、28名の協力の承諾を得た。唾液サンプルおよび質問紙の回収はまだ妊娠初期28名、妊娠中期4名である。
また研究協力施設の倫理委員会に進捗状況の報告を行うとともに期間の延長の申請も行った。
引き続き協力者の募集、唾液サンプルおよび質問紙の回収を実施し、分析を進めていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

Covid19のパンデミックにより研究対象者の募集が協力施設の要請により中止が持続したため

今後の研究の推進方策

2023年度は、引き続き研究協力者募集行いサンプル回収に努めていく。回収ずみの唾液サンプルの実験結果および質問紙調査の結果を詳細分析していく。

次年度使用額が生じた理由

データ測定分析のための試薬および測定機器等を2021年度の経費として計上していたが、実験が実施できていないため測定機器およびELISAキットの購入にあてていく予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 【成育基本法と医療的ケア児等支援法に基づく育児支援】成育基本法と妊産婦・子育て支援 科学的知見に基づく母子関係形成の促進策 産褥早期における支援者「アタッチャー」2022

    • 著者名/発表者名
      大田 康江, 高橋 眞理
    • 雑誌名

      周産期医学

      巻: 52 ページ: 1538-1541

  • [雑誌論文] 特集 産前・産後 お母さんと家族の メンタルヘルスケア 産後うつの予防に向けた心理教育介入プログラムWWWTの活用2022

    • 著者名/発表者名
      髙橋眞理, 佐々木裕子, 大田康江
    • 雑誌名

      臨床助産ケア

      巻: 14 ページ: 27-32

  • [図書] 妊娠中および産後の不安と抑うつのための認知行動療法:第12章 ストレス軽減のためのサポートネットワークを強化する2022

    • 著者名/発表者名
      髙橋 眞理
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      サイオ出版
    • ISBN
      4867490059

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公開日: 2023-12-25  

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