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2021 年度 実施状況報告書

多施設協働シミュレーション学習・客観的臨床能力試験を用いた助産学生の実践能力評価

研究課題

研究課題/領域番号 18K10453
研究機関同志社女子大学

研究代表者

和泉 美枝  同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (10552268)

研究分担者 眞鍋 えみ子  同志社女子大学, 看護学部, 教授 (30269774)
植松 紗代  同志社女子大学, 看護学部, 講師 (40610267) [辞退]
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードOSCE / シミュレーション / 助産学生 / 実践能力
研究実績の概要

今年度の研究目的は、昨年度実施したSBEとOSCEから、SBEプログラムとOSCEプログラム、SP養成プログラムを修正し、それを用いてSBEとOSCEの本テストを実施すること、OSCEプログラムとSP養成プログラムを開発することであった。
昨年度、今年度と近畿圏内の助産師教育機関に在籍する助産師学生を対象としてOSCEを行った。その際、昨年度用いたOSCEプログラムとSP養成プログラムをブラッシュアップした物を用いた。ブラッシュアップに際し、OSCE受験学生に提示するOSCE課題に即した学修項目の作成、SP養成のためにOSCEの概要を説明したパワーポイント動画の作成、OSCE課題に即したSPの背景や注意事項の説明動画の作成、実際のOSCE場面を撮影したDVDの作成をし、事前に受験学生やSPに配布し、閲覧した上で受験、SPを演じることを依頼した。
現在、昨年度、今年度に実施したOSCEでのOSCE評価表を用いて、評価者間の評価の相違点を明らかにしている。さらにOSCE場面を撮影した動画を用いて、評価項目やOSCE課題の妥当性を検証している。
それに加えて、OSCE実施後の評価者とSPを対象に行ったアンケート調査、インタビュー調査の結果を分析し、OSCE評価表、OSCE課題、OSCEの運営、SP教育の方法など、OSCEプログラムやSP養成プログラムを再度ブラッシュアップし、今後のプログラム開発の準備を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2021年度の目的であった、OSCE本テストの実施、プログラムの修正はできており、概ね順調に進展しているが、プログラムの開発、プログラムの有効性の検証に時間を要している。

今後の研究の推進方策

今後は、2021年度の目的であった、助産学生の修士課程修了時の実践能力とSBEとOSCE、SP養成プログラムの有効性の検証をするために、再度現在開発中のプログラムを用いてOSCEを実施し、有効性を検証する予定である。

次年度使用額が生じた理由

学会参加のための交通費、会議の交通費を計上していたが、新型コロナウィルス感染症流行のため、学会や会議がオンラインでの開催となり、残金が生じた。次年度は、現地開催の学会が予定されており、またOSCEなどの評価者養成(教育)のための教材作成に予算を使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 助産師学生における妊婦健康診査OSCEによる実習前実践能力評価の試み2021

    • 著者名/発表者名
      和泉美枝、宮川幸代、神原祐美、木村静、眞鍋えみ子
    • 学会等名
      日本母性衛生学会
  • [学会発表] 助産師学生への陣痛観察場面OSCE導入の試み~OSCE課題・評価表作成の視点から~2021

    • 著者名/発表者名
      和泉美枝、眞鍋えみ子、宮川幸代、高田昌代、江藤宏美、村上明美
    • 学会等名
      日本助産学会

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公開日: 2022-12-28  

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