研究課題/領域番号 |
18K10488
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
山田 咲樹子 東京女子医科大学, 看護学部, 臨床講師 (20723191)
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研究分担者 |
高木 志帆 東京女子医科大学, 看護学部, 臨床講師 (40817269)
西田 志穗 共立女子大学, 看護学部, 教授 (60409802)
木村 ゆみ子 北里大学, 大学病院, 一般職 (90817280)
千田 恵理 東京女子医科大学, 大学病院, 看護師 (50842689)
渡邉 麻希 東京女子医科大学, 大学病院, 看護師 (00842668)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 小児看護 / 継続教育 / 院内研修 / プログラム / クリニカルラダー |
研究実績の概要 |
本年度は、前年度に試作した「小児看護継続教育プログラム」の修正を複数回のワークショップにて行った。プログラム内容の学習項目に関する妥当性や統一性を検討し、研究代表者と研究分担者以外からも意見を収集して内容の精査を行い修正を重ねた。その結果、JNSクリニカルラダーに合わせた小児看護継続教育プログラムの「ベーシックコース―クリニカルラダーⅠ」「スキルアップコースークリニカルラダーⅡ-」「アドバンスコースークリニカルラダーⅢ」「エキスパートコース―クリニカルラダーⅣ以上―」の4つのコースで研修プログラム素案が完成した。素案の中には、学習テーマに対する受講前提条件、学習目的、到達目標、学習項目を示した。 同時に、日本小児看護学会第29回学術集会において、看護師経験2年目以上を対象とした小児看護研修プログラムの素案や研究者の所属する施設において実施しているプログラム案に沿った研修について、テーマセッションを開催し、参加者のニーズの把握に努めた。参加者からの感想の中で、具体的な研修講義案の提示や開催可能なプログラムの提示へのニーズがあることも把握でき、次の研究課題への示唆を得ることができた。 次年度は、研修プログラム素案に関してクリティークプロジェクトを立ち上げ、臨床での教育を役割とする小児看護専門看護師へ内容のクリティークを依頼し、プログラムの信用性と実行可能性について明らかにする予定である。 これは院内での小児看護領域における研修計画を立てる際の参考となるプログラムであり、そのニーズは大きい。プログラムの信用性の評価までを本研究では行い、実際の講義資料の検討や、使用方法の検討、プログラム自体の評価を今後の研究課題とする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研修プログラムの素案を作成するに至り、膨大な資料や知的財産を要したため、1年間の時間を費やすこととなった。実際にプログラムに沿って研修を開催し、評価することは次の研究課題とし、本研究では、素案の信頼性の確保のためのクリティークをプロジェクトとして実施することとした。
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今後の研究の推進方策 |
研修プログラムの素案に対するクリティークプロジェクトを立ち上げ、専門看護師という資格を有する看護師の知的財産によって、信頼性の確保を行う。そのために、クリティークを依頼し、評価するための研究計画を作成中である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研修プログラム案の評価を本年度ではなく次年度に行うこととしたため、評価にかかる費用として次年度へ持ち越しとした。
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