研究課題/領域番号 |
18K10488
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
山田 咲樹子 東京女子医科大学, 看護学部, 臨床講師 (20723191)
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研究分担者 |
高木 志帆 東京女子医科大学, 看護学部, 臨床講師 (40817269)
西田 志穗 共立女子大学, 看護学部, 教授 (60409802)
木村 ゆみ子 北里大学, 大学病院, 一般職 (90817280)
千田 恵理 東京女子医科大学, 大学病院, 看護師 (50842689)
渡邉 麻希 東京女子医科大学, 大学病院, 看護師 (00842668)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 小児看護 / 継続教育 / 研修プログラム / 臨床教育 |
研究実績の概要 |
昨年度作成した「小児看護領域における継続教育研修プログラム案」に関して、全国の小児看護専門看護師を対象にクリティークを行う研究を依頼した。小児看護専門看護師約200名のうち、18名より協力を得られ、クリニカルラダー別にⅠ~Ⅳまでの計4冊のプログラム案を協力者へ送付した。各プログラムに関して、内容の正当性やラダーレベルの整合性に関してクリティークを行ってもらった。返信されたプログラム案について、研究主要メンバーで内容を確認し、項目ごとに分担して修正を行っている。本来は、各医療施設で研修プログラムを元に講習を行う計画であったが、COVID-19の全国的な感染拡大により、他施設へ出張することが難しい状況から、書面でのクリティークへと研究計画を変更して実施した。書面だけでは研究者の意図が伝わらない点や、看護支援に視点を当てた研修であるにも関わらず、技術面や疾患の知識に焦点があたった内容に修正されている点もあり、どのように意図を伝えるか、今後完成版を汎用性のあるものにするためにも、プログラム案の作成の意図がわかるように記載する方法について、新たに検討をしている。 現在、修正に関する意見交換や検討事項はオンライン会議で検討をつづけ、プログラムの内容の精練を行っている。同時に、今後も感染拡大による対面評価は難しいことを考慮し、修正後のプログラムの活用方法と公表方法について、書面上で評価可能な方法を検討している。 本研究の成果となる、クリニカルラダー別の「小児看護領域における継続教育プログラム」は、臨床で実際に教育を担当している立場の看護師より現在も使用に対する要望が多いことからも、早急に完成版を作成し、広く公表することを目標としている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の感染拡大により、当初予定していた対面での研修実施と評価に関して、書面で行う様研究計画を変更した。また、主要研究者が臨床業務も兼務していることから、感染拡大による臨床業務の割合を増やしたことにより、研究にやや遅れが出る結果となった。
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今後の研究の推進方策 |
非対面での研修評価について検討し、研究計画を変更して進めている。オンラインでの会議開催と各自の作業により、今年度中に現在の研修プログラムの作成を終了できる予定である。次年度以降、プログラムの汎用性に向けた評価の研究計画の立案に取り掛かる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の予定では他医療施設へ出張し、現在作成している研修プログラムの評価を行う予定であったが、COVID-19の影響により対面評価が困難となったため、書面での評価へと研究計画を変更している。そのため、やや遅れが生じており、今後の評価に関しても書面上で行うこととしたため、郵送費などの費用を次年度へと繰り越すよう計画をした。
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