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2023 年度 研究成果報告書

スマートフォンを用いた生活歩行測定による軽度認知障害のセルフチェック方法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10500
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

山上 徹也  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (60505816)

研究分担者 田中 繁弥  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (80779942)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード認知症予防 / 生活歩行 / 認知機能 / 身体機能 / 認知症
研究成果の概要

地域在住高齢者93人 (平均年齢75.9歳)を対象に認知機能 (語流暢性テスト)と身体機能 (筋力や歩行)を測定し、3年後に追跡調査を実施し、スマートフォンで測定した生活歩行から認知機能低下のスクリーニングが可能か検討した。その結果、横断調査では健常群と比較して認知機能低下群で、生活歩行の最大歩幅の有意な減少を認めた。一方、追跡調査においては、認知機能の変化と生活歩行の変化に有意な関連を認めなかった。しかし、片足立ち保持時間とは有意な関連を認めた。今後生活歩行で認知機能低下をスクリーニングする際の課題として、データの取り込み基準の検討やより継続した測定が必要と考えた。

自由記述の分野

認知症予防

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知機能とスマートフォンで測定した生活歩行との関係を縦断的に検討した。その結果、横断調査では認知機能低により最大歩幅が減少する可能性が示された。しかし、縦断調査では認知機能と生活歩行には有意な関連を認めなかった。その原因として、生活歩行において、除外データが多いことが明らかとなり、生活歩行の取り込み基準の検討やより継続した測定が必要であるとの課題が明らかになった。一方、片足立ち保持時間と認知機能低下の関連を認め、より難易度の高いバランス機能の測定により、認知機能低下を予測できる可能性が示された。以上より、今後、身体機能評価から認知機能低下を予測できれば、認知症の早期発見や予防につながる

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公開日: 2025-01-30  

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