研究課題/領域番号 |
18K10526
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 |
研究代表者 |
初田 真人 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (70512656)
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研究分担者 |
天谷 真奈美 京都大学, 医学研究科, 教授 (00279621)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 精神科訪問看護 / エンパワメント / 地域生活支援 / 精神看護学 / 看護学 |
研究実績の概要 |
わが国の精神科医療は、1990年代以降、入院中心の医療から地域生活を中心とした医療へと変換しつつあり、地域生活を送る精神障害者への支援として精神科訪問看護の有用性が示されている。現在、精神保健医療分野では、単に疾患からの回復だけではなく、当事者の人生の主観的回復を目指すリカバリーを支える支援の重要性が指摘されており、当事者自らの潜在的な力を発揮するエンパワメントによりリカバリーの方向性が保たれるとされている。精神科訪問看護においては、利用者と訪問看護師の関係性が訪問看護の効果に影響を及ぼしていることが示され、訪問看護の内容と技術にはエンパワメントの要素と方向性が反映されていることが指摘されている。 そこで、本研究は、利用者の生活支援を長期間行っている精神科訪問看護の特性を踏まえ、精神科訪問看護における利用者のエンパワメントに影響を与える訪問看護師の支援を縦断的に明らかにし、地域生活支援に関する示唆を得ることを目的としている。 2018年度は、精神科訪問看護、アウトリーチに関する文献検討をさらに進め、研究計画書を修正した。また、精神科訪問看護の実践および研究に関わる専門家2名程度に調査方法、特にデータ収集方法に対する意見を聴き、調査方法を精錬した。同時に、精神科訪問看護に特化した訪問看護ステーションに依頼し、定期的にフィールドワークを行うことで、フィールドノートの作成方法の検討等、参加観察の準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
文献検討および研究計画書の修正、調査方法の精錬、参加観察の準備等、当初想定した計画が実施できたため。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度以降、研究倫理審査の受審および研究参加者の募集を行っていく予定である。訪問看護ステーションの管理者等、臨床現場の研究協力者との連携を密にして実施可能な研究方策を検討することにより、本研究課題の推進を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
物品費の支出が当初想定額よりも少なかったために、次年度使用額が生じている。2019年度以降、研究倫理審査の受審および研究参加者の募集等を予定しており、その経費として使用することを想定している。
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