研究課題/領域番号 |
18K10527
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
白井 はる奈 佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (90346479)
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研究分担者 |
小川 真寛 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (00732182)
西田 征治 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (90382382)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | プラクティスガイド / 認知症 / 活動の質 / Quality of Activities |
研究実績の概要 |
認知症高齢者の活動の質(QOA:Quality of Activities)を高めるためのプラクティスガイドを開発し、2022年6月に書籍『認知症のある人の生活を豊かにする21の観察視点と20の支援ポイント A-QOAビギナーズガイド』(クリエイツかもがわ)を出版した。 2022年8月には第18回世界作業療法士連盟大会(WFOT International Congress 2022)にて、9月には第56回日本作業療法学会にて研究成果を発表した。 2022年12月に臨床の作業療法士を対象にオンラインでA-QOAの研修会を実施し、QOAを左右する要因について追加のデータ収集を行った。現在、データの質的分析を行っており、理論的飽和に達していないか、プラクティスガイドに追記すべき支援ポイントはないかを検証している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の影響により臨床現場での介入研究が行えず、進捗状況は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
プラクティスガイドが妥当なものかを検証し、臨床の作業療法士を対象にアンケート調査を行い、20の支援ポイントについてデルファイ法にて妥当性を検証する。また、追加すべき項目がないかを自由記述で尋ね、プラクティスガイドをブラッシュアップしていく。 今回の研究は認知症高齢者を対象としたものであったが、活動の質の観察視点や支援ポイントをユニバーサルなものにするために対象となる疾患や年齢を広げ研究を行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19の影響により、臨床でのデータ収集ができず、謝金が発生しなかった。また、国際学会参加もフランスには渡航せず、オンラインでの参加としたため、旅費が予定より少なくなった。 今年度はプラクティスガイドの妥当性を検証するためのアンケート調査費として使用する計画を立てている。
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