研究課題/領域番号 |
18K10548
|
研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
森下 安子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (10326449)
|
研究分担者 |
小原 弘子 高知県立大学, 看護学部, 講師 (20584337)
高樽 由美 高知県立大学, 看護学部, 助教 (30783154)
森下 幸子 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (40712279)
川上 理子 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (60305810)
竹中 英利子 高知県立大学, 看護学部, 助教 (20849814)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 慢性心不全高齢者 / 退院支援 / シームレス |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、慢性心不全高齢者の繰り返す再入院に着目し、その防止に向け病院から在宅へのシームレスケアを提供する退院支援ガイドラインを開発することである。シームレスを明らかにした上で、横軸に時間軸、縦軸に組織別、職種別の枠を設定し、退院支援ガイドライン案を開発した。本年度は、昨年度実施できなかったガイドラインを在宅、老人、慢性看護の専門看護師や多職種から構成する実践メンバーと研究者が討議し、洗練化を行なうこと、またその洗練化した退院支援ガイドライン(案)の試行に取り組む予定であったが、新型コロナ感染症拡大を受け、洗練化、試行が今年度も実施できなかった。昨年度、課題が抽出できるよう、多職種からの意見をもとに模擬事例を5事例作成し、医療機関、在宅ケア領域の多職種メンバーによるシームレスケアについてグル-プインタビューを行う予定で日程調整を行っていたが、延期になっている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の拡大を受け、学生部長として学生の感染予防等への対応、遠隔授業等の準備に追われたことなど、その対応にも追われた。さらにガイドラインを活用し事例展開の試行を行う予定であったが、医療機関、在宅ケア事業所等もCOVID-19対応等で、面会や活動制限があったり、業務も多忙であったため、協力が得られなず、進めることができなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
COVID-19の影響は今年度も継続すると考えられるため、地域を選定し、病院と在宅スタッフが協働でケアを展開できるシステムを構築し、退院支援ガイドライン(案)を試行することは、困難な可能性がある。そのため、作成した模擬事例を用いて、1地域において、多職種、多組織によるチームをつくり、事例検討を通して、シームレスケアについて検討し、退院支援ガイドライン(案)の評価を行い、退院支援ガイドラインの開発に取り組む。
|
次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19の感染あく代を受け、インタビューや事例展開ができなかったため、旅費、謝金、人件費等の支出がなかった。次年度は、模擬事例によるシームレスケアの展開、ガイドライインの評価を行う。
|