研究課題/領域番号 |
18K10551
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 湘南医療大学 (2019-2021) いわき明星大学 (2018) |
研究代表者 |
小林 紀明 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (10433666)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 多職種連携 / 介護支援専門員 / 協働的能力 / ケアマネジメント / 地域連携 |
研究成果の概要 |
介護支援専門員のケアマネジメントにおける多職種連携に必要な「協働的能力」の構造を明らかにするため、介護支援専門員へのインタビュー調査から得られた「協働的能力」40項目を中心とした自記式質問紙調査を、介護支援専門員5522名に実施し、1864名から回答が得られた(回収率33.76%)。 その結果、「協働的能力」40項目を因子分析し、先行研究には示されていない内容を含む6つの因子【積極的に理解し共有する力】【尊重し受容する力】【専門性に特化して提案する力】【スキル向上を目指す力】【同職種間で共感し支援する力】【目標や役割を共通認識する力】が抽出された。
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自由記述の分野 |
在宅看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会を迎え、2025年問題や認知症高齢者増加など地域全体で支援を必要とする高齢者をどのように支えるかが重要な課題となっている。こうした現状の中、地域連携を強化・推進していく中心的な役割を担っている介護支援専門員(以下、CM)には、地域包括ケアシステムの中で、多職種と連携・協働しながら利用者の自立支援に資するケアマネジメントが求められている。 本研究結果の新たな知見は、「協働的能力」をより具体化した下位尺度を示し、2つの新たな「協働的能力」因子を抽出したことである。この結果は、多職種が連携するため必要なCMの教育カリキュラム(IPW)の構築や基礎教育におけるIPEの確立に繋がると考えている。
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