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2021 年度 実施状況報告書

在宅廃用症候群患者の生活行動獲得の基本となる端座位確立をめざした看護の構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K10562
研究機関北海道科学大学

研究代表者

久保田 直子  北海道科学大学, 保健医療学部, 講師 (90738212)

研究分担者 林 裕子  北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (40336409)
宮田 久美子  北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (60736099)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード在宅 / 廃用症候群 / 寝たきり / 看護 / 生活行動獲得 / 端座位
研究実績の概要

本研究は廃用症候群のある在宅療養者が、生活行動を再獲得するための基本となる端座位の確立を目指す基礎研究である。これまで端座位への看護介入は入院患者を対象とした研究報告が多かった。しかし、我が国は医療や介護が必要な状況であっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう在宅医療を推進している。在宅療養において廃用症候群のある療養者が座位を確立することは、食事や排泄などの生活の自立の基礎となり、介護量の軽減となり得るため療養者および家族の生活の質に大きく貢献できると考える。
2021年度は、実際に廃用症候群(筋萎縮や関節拘縮があり自力で起き上がることができない)のある在宅療養者への端座位時の身体状況を看護介入前後で比較する研究に着手する予定であった。しかし、2020年度と同様に新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、在宅療養者を対象とした研究の実施は困難であった。そのため、訪問看護ステーションの看護師に対して、コロナ渦での廃用症候群を伴う療養者への訪問における生活環境や看護内容について聞き取りを行った。さらに、訪問看護を利用している自力座位が困難であった療養者と介護者に対して、現在の自宅での生活状況や介護の実際について聞き取りを行い、研究実施の可能性を模索した。
今後は新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を考慮しながら、実際に廃用症候群のある在宅療養者への端座位時の身体状況の実態を調査する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染拡大による在宅療養者への影響を考慮し、研究依頼を自粛したため予定していた研究に至っていない。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染の動向を注視しながら、可能な範囲内で自力での端座位が困難な在宅療養者の端座位時の身体状況を看護介入前後で比較する研究を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の流行に伴う行動自粛により予定していた旅費を使用しなかったため、次年度に繰り越す。

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公開日: 2022-12-28  

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