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2022 年度 研究成果報告書

在宅療養の意思決定支援ツール開発 -マンガやイメージの活用と評価-

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10581
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関京都看護大学 (2021-2022)
千里金蘭大学 (2020)
和歌山県立医科大学 (2018-2019)

研究代表者

石井 敦子  京都看護大学, 看護学部, 准教授 (30405427)

研究分担者 BECKER CARL.B  京都大学, 政策のための科学ユニット, 研究員 (60243078)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード在宅医療 / 意思決定支援 / 意思決定支援ツール / ツール開発 / マンガ / 高齢者 / 家族 / 療養生活
研究成果の概要

本研究では、高齢者とその家族が在宅療養において迫られる医療的な選択に焦点を当て、選択後の日常生活がどのようになるのかをイメージしたうえで選択できるように、マンガを用いた意思決定支援ツールの開発を目的とした。在宅療養にかかわる医師及び看護師を対象とした調査により、意思決定支援において困難な場面として抽出された4項目(①胃ろう造設、②検査受診、③繰り返す誤嚥性肺炎の救急搬送、④終末期の輸液)について、選択した場合としなかった場合のストーリーをマンガで表現した。冊子化し、広く配布したところ、「わかりやすい」との評価を得ており、マンガを用いたイメージ易化が意思決定支援に有用であることが示唆された。

自由記述の分野

公衆衛生看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として、高齢期の在宅療養における医療に関わる意思決定支援ツール「マンガで考える在宅医療の選択 家族の生活は、どうなる?」を開発し、訪問診療医や訪問看護師、ケアマネージャー等、在宅療養に関わるケアスタッフから高齢者本人や介護する家族に対し、胃ろう造設等の選択や看取りに対する考え方を確認していく過程での情報提供として活用されている。また、過去に在宅看取り経験をもつ遺族から「冊子を読み、自分たちの選択がこれで良かったのだと安心した」という意見もあり、意思決定支援ツールとしてだけでなく、家族のグリーフケアにも役立つことが期待され、アドバンス・ケア・プランニングの推進に寄与するものと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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