• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

労働者のワーク・ファミリー・コンフリクト、職場環境と健康関連QOLとの関連

研究課題

研究課題/領域番号 18K10592
研究機関日本赤十字豊田看護大学

研究代表者

清水 美代子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (80711168)

研究分担者 眞崎 直子  聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (40548369)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード就労介護者 / 仕事と介護の役割遂行 / 葛藤 / アセスメント指標
研究実績の概要

アセスメント指標69項目の本調査の調査票は1322部配布し、回収は543部だった(回収率41.1%)。そのうち、非正規雇用、自営業、40歳未満を除外した結果、442部となった (有効回答率81.4%)。再調査票の回収は342部で、本調査のNoと照合した結果、306部となった (有効回答率89.5%)。
就労介護者は、女性が67.2%、男性が32.8%、年代は50歳代が54.8%、職種では専門技術職が51.6%を占めた。被介護者との続柄は、実母が57.0%、被介護者の平均年齢は85.1±6.4 (65-10) 、要介護度は要介護1および要介護2で64.7%、同居での介護が66.7%、介護期間は1年~5年が60.0%であった。1日の介護時間では、勤務がある日の平均は2.3±2.9時間、勤務がない日の平均は5.1±5.5時間であった。
アセスメント指標項目の信頼性・妥当性の検討は、指標全体のα係数は0.91であり、第1因子の精神的・身体的・経済的圧迫はα=0.92、第2因子の職場の理解、第3因子の被介護者の認知症、第4因子の家族のサポート、第5因子の被介護者の病状は0.80~0.72であった。第6因子の制度・サービスは0.68、第7因子の介護者の価値観は0.55であった。確証的因子分析の結果、χ2=1643.982、df=659、p<0.001、GFI=0.822、RMSEA=0.06であったことから、モデルの説明力は許容範囲であると考えた。基準関連妥当性は、第1因子~第7因子の総得点とワーク‐ファミリー・コンフリクトのWFC、健康関連QOLのSF-8、職場のソーシャル・キャピタルのWSCのPearsonの相関係数はすべて有意であり(p<0.01)、強い相関がみられた。また、第2因子の因子得点とWSCのPearsonの相関係数は有意であり(p<0.01)、強い負の相関がみられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 就労介護者の仕事と介護の役割遂行における葛藤のアセスメント指標項目案の内容妥当性の検討2023

    • 著者名/発表者名
      清水 美代子
    • 学会等名
      第96回 日本産業衛生学会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi