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2023 年度 研究成果報告書

ヘルスリテラシーの向上に着目した島民の「肝臓を守る健康教育プログラム」の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10615
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関名桜大学

研究代表者

島袋 尚美  名桜大学, 人間健康学部, 准教授 (80738253)

研究分担者 任 和子  京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
田場 真由美  名桜大学, 健康科学部, 教授 (90326512)
砂川 昌範  名桜大学, 健康科学部, 教授 (70325835)
本村 純  名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (50632999)
比嘉 憲枝  名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (40326509)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードアルコール性疾患予防 / 離島住民 / ヘルスリテラシー / 健康教育
研究成果の概要

離島A村住民の多量飲酒によるアルコール性肝機能障害を予防するため健康劇鑑賞と肝臓エコー検査を用いた「島民の肝臓を守る健康教室」と3か月後に効果評価の健康教室を実施した。2019年11月に初回の健康教室を実施した。3か月評価教室は、同意が得られた者10人を本研究を対象とした。結果は、男性1人が脱落となり、残り9人が3か月評価教室の対象となった。参加継続率88%であった。自身の生活を見直し行動目標に対して良い行動変化があったものに肝機能検査値の改善が見られた。
課題は、教室参加者は健診受診からハイリスク対象を選択して通知と口頭で案内したが希望者が少なく、無関心層に響く案内方法を検討することであった。

自由記述の分野

ヘルスプロモーション・保健分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヘルスリテラシーが健康と密接に関連していることが明らかになり、WHOで提言される等、世界で注目されている。ヘルスリテラシー研究の第1人者のナットバーム(2017)は、地域全体のヘルスリテラシーが高ければ、その地域に住んでいることで健康に関する情報に接しやすく、援助も受けやすくなるため、個人の健康を保持・増進できる可能性を増やす波及効果があるとした。離島住民は繋がりが深く、皆で集い交流の機会が多い。その際に飲酒は楽しく交流する一つのツールになっている。そのため、住民全体で多量飲酒の悪影響を知り上手に付き合うため知識情報や意思決定、行動が重要になる。島民のヘルスリテラシーの向上を図る意義は大きい。

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公開日: 2025-01-30  

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