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2018 年度 実施状況報告書

coordinationレベルの地域包括ケアシステムの評価指標開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10618
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

石川 志麻  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 講師 (50598919)

研究分担者 藤田 美江  創価大学, 看護学部, 准教授 (10233959)
岩瀬 靖子  千葉科学大学, 看護学部, 准教授 (20431736)
吹田 晋  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 助教 (30813779)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード地域包括ケアシステム / coordinationレベル / 連携 / 評価指標
研究実績の概要

わが国における地域包括ケアシステムが現状としてどのような対象のどのようなニーズに応えることできてているのかを探索するために文献検索を行っている。2019年2月1日現在、医学中央雑誌Webにて((((地域包括/AL or 地域ケアシステム/AL) and (((専門職間人間関係/TH or 連携/AL) or (チーム医療/TH or 連携/AL) or (多機関医療協力システム/TH or 連携/AL) or (地域社会ネットワーク/TH or 連携/AL) or (多部門連携/TH or 連携/AL)) or ((専門職間人間関係/TH or 協働/AL) or (チームナーシング/TH or 協働/AL) or (チーム医療/TH or 協働/AL) or (医師-看護職関係/TH or 協働/AL) or (多部門連携/TH or 協働/AL)) or 他職種/AL or 多職種/AL))) and (PT=原著論文))の条件で検索したところ、530件の文献がヒットした。
地域包括ケアシステムの概念が様々な場面・職種に用いられている現状があることが分かった。そこで、対応する必要性が高いにも関わらず現行のシステムでは対応できていない対象はどのようなものかを明らかにする必要があることを共同研究者らとの研究班会議にて検討した。高齢者の生活、特に認知症に関する地域包括ケアシステムの整備や研究は数多く進められている現状があるため、本研究ではわが国におけるcoordinationレベルでの連携において、医療的ケア児および精神疾患のある者が地域包括ケアシステムに求めるヘルスニーズに焦点を当てて今後の研究を進めることにする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

文献検索を行い、リスト化まで行った。だが研究班会議を経て、地域包括ケアシステムが対象としている事象全てではなく、対象を焦点化して検討することに方針を定めた。それに伴い、文献検索において「医療的ケア児」「精神疾患患者」等をキーワードとして再検索してから文献検討に移ることになったため、文献検討の時期がやや遅れたが、今後の方針が焦点化されたので、精度の高い文献検討が行えると考える。

今後の研究の推進方策

主に医療的ケア児および精神疾患を持つ地域住民が抱えるニーズに焦点を当て、地域包括ケアシステムが現在機能しているのはどのような健康ニーズに対してなのか・どのように評価しているのかについて文献検討を行う。また先進事例を文献検討の中から抽出し、インタビュー調査を行う。評価指標について、アウトカム評価だけではなくプロセス評価を丁寧に行える方法について研究班会議にて検討する。英国ではNHSが作成したASCOF(Adult Social Care Outcomes Framework)が、成人のケア・サポートサービスのアウトカム評価枠組みとして活用されている。ASCOFの内容を研究班にて検討し、わが国の地域包括ケアシステムの評価指標の参考になるかを検討する。

次年度使用額が生じた理由

文献検討するに当たり、検索キーワードが追加となった。そのため改めて文献検索を行い、その文献整理の人件費に充てたい。また英国のケア・サポートシステム評価指標であるASCOFを詳細に検討するための翻訳費用に充てる予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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