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2019 年度 実施状況報告書

終末期における訪問看護プロセスの可視化―疾患・年齢・家族形態別の特徴

研究課題

研究課題/領域番号 18K10620
研究機関昭和大学

研究代表者

村田 加奈子  昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (70381465)

研究分担者 富田 真佐子  昭和大学, 保健医療学部, 教授 (10433608)
鈴木 浩子  昭和大学, 保健医療学部, 教授 (40468822)
西田 幸典  昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (50464714)
入江 慎治  昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (90433838) [辞退]
藤澤 真沙子  昭和大学, 保健医療学部, 兼任講師 (70840081)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード訪問看護 / 終末期
研究実績の概要

本研究では訪問看護記録から、終末期に訪問看護師がどのような関わりや看護を提供しているのかを明らかにするとともに目的としている。
今年度は終末期の訪問看護について、その対象者を「がん」療養者と「非がん」療養者に分けてその特徴を明らかすることを目的とした。
研究方法としては、2013年6月から2017年9月までに在宅看取りとなった訪問看護利用者471人を分析対象として、主たる疾患で「がん」と「非がん」に分類し、死亡日からその前1か月間の訪問看護記録を分析した。分析方法は記述統計と、Text Mining Studio 6.2(NTTデータ数理システム)によるテキストマイニング法を用いた。倫理的配慮として、昭和大学保健医療学部人を対象とする研究等に関する倫理委員会の承認を得て実施した。
結果、分析対象となった471人のうち「がん」療養者は335人で、男性199人(男性対象者272人中73%)、女性136人(女性対象者199人中68%)であった。死亡時の平均年齢は「がん」療養者は男性75.6±10.6歳、女性73.1±12.9歳、非がん療養者は男性86.0±7.6歳、女性90.4±6.0歳であった。訪問看護内容からの特徴語抽出では、「がん」療養者で「痛み」「内服」「希望」が上位にあがり、「非がん」療養者では「呼吸」「吸引」「家族」が上位にあがった。係り受け頻度解析では「可能性―伝える」がどちらも多かったものの、「がん」療養者では「本人―希望」という係り受けが「非がん」療養者に比べて多い傾向にあった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

訪問看護記録の分析は進んでいるが、2019年度に目標としていた訪問看護提供モデルの構築が完成しておらず、来年度も引き続き行う予定である。

今後の研究の推進方策

訪問看護提供モデルの構築を完成させるとともに、その結果をもとに今後の訪問看護提供体制のあり方を検討する予定である。

次年度使用額が生じた理由

今年度の分析が計画より少し遅くなっているため、それにともなう物品代と交通費の支出が遅くなっているのが理由である。来年度は引き続き分析を行うため、それにともなう物品代と交通費の支出が発生する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 終末期における「がん」療養者と「非がん」療養者への訪問看護の特徴~訪問看護記録からの分析~2019

    • 著者名/発表者名
      村田加奈子、富田真佐子、藤澤真沙子、鈴木浩子、西田幸典、野島あけみ
    • 学会等名
      第9回日本在宅看護学会学術集会

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公開日: 2021-01-27  

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