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2020 年度 実施状況報告書

若年性認知症者就労支援スキル獲得のための職場内就労支援者向け学習プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10624
研究機関金沢医科大学

研究代表者

池内 里美  金沢医科大学, 看護学部, 講師 (30727475)

研究分担者 表 志津子  金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
田中 浩二  金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (40507373)
森河 裕子  金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
入谷 敦  金沢医科大学, 医学部, 講師 (90595323)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード若年性認知症の人 / 就労支援 / 学習プログラム
研究実績の概要

2020年度は,プログラムの作成および試行を行うことができた。2020年8月,2018年度に実施した若年性認知症の人へのインタビュー内容の分析に基づく論文が,Health & Social Care in the Communityに採択され,若年性認知症の人が望む就労支援の要点を明らかにすることができた。そして,先行研究および認知症専門医や若年性認知症支援コーディネーター等の支援者の意見を踏まえ,プログラムは①若年性認知症の人の実態について②若年性認知症と就労③職場で認知症の人を支援するために④事例検討という4つの構成で作成した。計画では10月に若年性認知症の人の就労支援に携わる立場にある人を対象とした研修会を開催し,プログラムを試行する予定であった。しかし,新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,2021年3月に2時間30分のオンライン研修会としてプログラムを試行した。石川労働局および石川産業保健総合支援センターの後援を受け,石川県内にある従業員50名以上の2,200事業所に案内チラシを郵送し,研修会の参加者を募集した。企業および医療機関や自治体に所属する36名に参加してもらうことができた。プログラムの評価方法として,研修会参加前後の質問紙調査と半構造化インタビューによる聞き取り調査を実施することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

計画では,10月に研究協力者を募りプログラムの試行と評価および成果報告を行う予定であった。しかし,新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,プログラム試行のための研修会の開催が危ぶまれ,半年遅れの2021年3月での実施となった。そのため当初予定していたプログラムの評価と成果報告を行うことが出来なかった。

今後の研究の推進方策

2021年度は,2020年度に実施した研修会参加者を対象とした質問紙調査および聞き取り調査の結果を分析し,プログラムの評価および改善を行う予定である。また,その成果を国内または国際学会で発表し,さらには論文投稿を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、当該研究の進捗に遅延が発生し、当初予定していた成果報告のための学会参加費や論文投稿における翻訳料を使用することができなかった。2021年度は,成果報告のための学会参加費や論文投稿における翻訳料に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Work‐related experiences of people living with young‐onset dementia in Japan2020

    • 著者名/発表者名
      Satomi Ikeuchi , Shizuko Omote, Koji Tanaka, Rie Okamoto, Yuko Morikawa, Osamu Iritani
    • 雑誌名

      Health & Social Care in the Community

      巻: Early View ページ: 1-10

    • DOI

      10.1111/hsc.13157

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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