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2023 年度 研究成果報告書

重症心不全における訪問看護事業所と高次病院との包括的診療連携構築の有効性の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10635
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

岡田 将  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50514725)

研究分担者 岩花 東吾  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (00789307)
竹内 公一  千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (80326842)
藤田 伸輔  千葉大学, 予防医学センター, 教授 (20268551)
佐藤 泰憲  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90536723)
小林 欣夫  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70372357)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード病院–在宅連携 / 訪問看護 / 心不全
研究成果の概要

本研究は千葉大学医学部附属病院循環器内科に通院中の心不全患者を対象に、IT機器を介した訪問看護施設との連携の有無による心不全の予後改善効果を検討したものである。2015年から提携中の当科心不全外来・訪問看護事業所・訪問診療機関・千葉大学看護学研究院により2018年5月に千葉心不全ネットワークを設立し、心不全の包括的な診療を提供する基盤とした。単一アプリでは両機能の統合が困難なため複数のITツールを組み合わせて医療情報共有とコミュニケーションを行った。死亡または心不全再入院を主要評価項目として生存時間解析を行った結果、診療連携群は対照群に比し有意差を以て有効と判明した。

自由記述の分野

心不全

研究成果の学術的意義や社会的意義

心不全専門治療を行う病院と訪問看護師とのITを介した連携により、特に退院後初期におけるイベント抑制効果が得られた。
人的資源・時間的制約・保健医療上のインセンティブ欠落などの問題のため、形式的紹介を超えた医療機関同士の診療連携は一朝一夕には成し得ない。その一方で本体制は既存の医療資源を生かした現実的なシステムであり、広く普及可能であることから、制約のある環境下での有効な手段と考えられる。また本体制にかかりつけ医が関わっていくことで、将来的には緩和医療をも含めた心不全の地域包括ケア体制の確立が期待可能である。

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公開日: 2025-01-30  

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