研究課題/領域番号 |
18K10654
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
本間 哲也 昭和大学, 医学部, 助教 (00515231)
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研究分担者 |
松倉 聡 昭和大学, 医学部, 准教授 (10384231)
大西 司 昭和大学, 医学部, 准教授 (30266093)
岡田 壮令 昭和大学, 医学部, 准教授 (40301460)
相良 博典 昭和大学, 医学部, 教授 (80275742)
鈴木 慎太郎 昭和大学, 医学部, 講師 (10445611)
大田 進 昭和大学, 医学部, 助教 (70515254)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | COPD / フレイル / 非薬物的治療 / 多職種 |
研究実績の概要 |
1. COPD患者におけるフレイル診断とフレイル状況の詳細調査 (患者背景やCOPD病期、フレイル状況、栄養摂取状況、運動療法実施状況、喫煙状況など)。 2. フレイル合併COPD患者における薬物や非薬物的介入(HOTや呼吸リハビリテーション、栄養療法、運動療法など)の実施状況の調査。 3. フレイル合併COPD患者を対象としたクラスター解析を用いて、複数の患者群の設定。平成30年度はおもに前記について検討した。研究施設通院中の約40%にフレイルの合併を認め、そのうち約20%で在宅酸素療法を行っていた。そして、薬物療法以外に栄養指導や呼吸リハビリテーションを併用している症例は少なかった。また、約20%にCOPDもしくはフレイル診断後も喫煙を継続していた。本研究に参加する研究施設に通院していることから、ほぼ全例に吸入薬を中心とした薬物療法が実施されていた。体重は減少傾向を認める群や、症状が進行性の群、呼吸機能検査の悪化傾向を認める群、頻回な入院もしくは救急外来受診を認める群など、の特徴を現在見出しており、現在フレイル合併COPDの群分けを実施している。来年度は4. クラスター解析に基づいた各々の患者群を対象とした、非薬物的介入戦略の策定と臨床試験の実施、について実施予定である。本研究計画において、本年度の検討課題が重要であるため、引き続き解析を追加するとともに、症例リクルートを継続する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
非薬物的治療を行っている症例数が想定よりも少なく、現在症例リクルートを継続して行っている。
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今後の研究の推進方策 |
研究施設の追加なども含め、検討をしている。最終的に下記の項目を達成するように、研究を推進している。1. 重症COPD患者やHOT使用中COPD患者におけるフレイル合併頻度、2. フレイル合併COPD患者のクラスター解析による患者特性の同定、3. フレイル合併COPD患者のクラスター解析に基づいた、非薬物的介入戦略の策定、4. フレイル合併COPD患者への多職種医療チームによる非薬物的介入の効果の検証、5.評価対象として患者のみならず、患者介護者の評価もあわせて行う
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