研究課題
本研究のベースとなるストレス反応の促進/緩衝要因について、従来から行っている質問紙調査の規模を拡大しつつ、継続している。その結果、今年度までに機械メーカー、プラントエンジニアリング業者、飲料メーカー、飲料販売業者等複数の業種で、さらに各社全職種にわたって、延べ約3500件のデータを集めることができた。このデータを用いて、職業性ストレスの要因や心身に及ぼす影響等を、業種や職種の違いを含め、明らかにしてきた。またバーチャルな森林環境によるストレス軽減効果の測定は、学生を対象にしたプレテストを除き、2社、34名を対象に実施することができた。それらの測定プロセスの検証や測定結果の吟味から、短期間で変化するストレス状況をどのように測定することが適しているか、という知見を得ることができた。最終年度はこれらのデータを用いて、「バーチャルな森林環境でのストレス軽減効果軽減」をまとめ、学会の場において報告したが、得られた知見の多くを報告するには至らなかった。そこで今後は、これまでに得られた知見をまとめて報告する機会を増やしていく所存である。
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