研究課題
基盤研究(C)
下肢切断は日本で年間6000人(人口10万人当り4.8人)発症し、歩行障害の原因として世界的に問題となっている。本研究は、ロボット(HAL)による歩行訓練を下肢切断早期から行う新しいリハビリテーションシステムを構築することが目的である。本研究により、年を取って下肢切断になっても、高機能の義足を用いて、再び自分の足で歩ける生活を担保できると考える。
下肢切断
日本は工学系のロボットは世界一であり、この技術を医療に導入することで、医療ロボットにおいても世界一を目指したい。医療に使用できるロボットは世界で日本製のHAL(Hybrid Assisted Limb)だけである。一方、高齢化による下肢血行障害で下肢切断となる例が世界中で増えており、医療用ロボットHALを下肢切断のリハビリテーションに応用することで、下肢切断者が再び歩けるようになる可能性が増える。