研究課題/領域番号 |
18K10685
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研究機関 | 北海道千歳リハビリテーション大学 |
研究代表者 |
佐々木 努 北海道千歳リハビリテーション大学, 健康科学部, 教授 (00404781)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 自動車運転 / 運転寿命 |
研究実績の概要 |
近年,高齢者の運転寿命の延伸が生活の質を高めるという考えが浸透しつつある.運転寿命に影響する要因として,運転関連認知機能,要素的認知機能,運転技能,生活機能,環境要因を挙げることができる.高齢者の運転寿命延伸に影響する,運転関連認知機能,要素的認知機能,運転技能,生活機能,環境要因の相互関係を明らかにすることを目的に研究を進めている.平成30年5月に,追加構築する要素的認知課題(空間性記憶課題,言語性記憶課題,遂行機能課題,視空間課題)の設計図を株式会社スキノスに提出し,平成30年8月にプロトタイプの実装状況を確認し,適宜修正を行い,平成31年3月よりデータ収集を開始している.現在7名のデータを収集済みであり,計画通りに研究を遂行できている.ドライヴィングシミュレーターは平成30年11月に納品され,計画通りに実装できている.被験者7名のうち,2名がドライヴィングシミュレーター酔いを訴え,ドライヴィングシミュレーターでのデータ収集を中断している.継続して,酔いの対応を行い研究を進める.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
追加プログラムの構築,研究機器,被験者募集,いずれにおいても計画通りに研究は進んでいる.平成30年度は5名のデータ収集予定であったが,現在7名データ収集済みである.
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今後の研究の推進方策 |
2019年(平成31年)4月から2020年3月までは,前年度作成した評価システムを用いて継続的にデータ収集を行う.1年間で100名程度を予定している.2020年4月から9月まで,前年度,前々年度と同様の内容で30名程度の被験者を募り,データ収集を引き続き実施する.2020年年10月より得られたデータの解析(評価指標の相互関係を共分散構造分析により解析)を行い,論文作成など成果報告作業を行う予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
概ね予定の支出額である。研究は計画通り遂行できており、余剰金は2019年度の印刷費などに充てる。
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