研究課題/領域番号 |
18K10690
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
百崎 良 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (70439800)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | システマティックレビュー / リハビリテーション / 理学療法 / 作業療法 / 栄養療法 |
研究実績の概要 |
1) 引き続きリハビリテーション関連システマティックレビューに挑戦してみたい研究者を広く募集し、研究テーマを相談した。サルコペニアやフレイルが高齢者の摂食嚥下機能に与える影響 [CRD42019141277]、ボツリヌス療法とリハビリテーションとの併用療法の有効性 [CRD42019132145]、肺がん患者に対する運動療法が身体機能や健康関連QOLに与える影響 [CRD42019132334]、経管栄養患者に対する半固形栄養剤の有効性 [CRD42018110004]の4つのレビュープロトコルをPROSPEROに新規登録を行った。文献スクリーニングやデータ抽出、統計解析に必要なソフトウェアの操作法に関しても指導を行い、5つのシステマティックレビューを投稿した。そして、急性期リハビリテーション入院患者に対する栄養療法に関するレビュー(PMID: 31548485)とボツリヌス療法とリハビリテーションとの併用療法に関するレビュー(PMID: 31817426)を出版した。また、脳卒中後後遺症に対する末梢磁気刺激療法に関するコクランレビュー(PMID: 31784991)を出版し、心臓リハビリテーションに関するコクランレビューの新規タイトル登録を行った。 2) DPCデータを用い、リハビリテーション領域におけるエビデンスと診療のギャップに関する検討、リハビリテーションの有効性に関するリアルワールドリサーチを複数行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
リハビリテーション関連システマティックレビューに関する研究支援は順調に進んでおり、複数のレビュープロトコルを登録し、システマティックレビューを複数出版することができた。また、コクランレビューを1つ出版し、新たなコクランレビュータイトルの獲得にも成功した。DPCデータを用いたエビデンスと実臨床現場とのギャップを検討し、リハビリテーションの有効性に関するリアルワールドリサーチを複数行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
1) 引き続きシステマティックビューのサポートを行っていく。現在投稿中である在宅がん患者に対するリハビリテーションと栄養介入、大体骨近位部骨折に対するリハビリテーションと栄養介入、経管栄養患者に対する半固形栄養剤の有効性に関するシステマティックビューのアクセプトを目指す。 2) DPCデータベースを用いて、急性期入院患者に対するリハビリテーションの頻度や量、がん患者に対する術前外来リハビリテーションに関するエビデンス・プラクティス・ギャップの検討を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
新たにDPCデータの購入を計画していたのだが、手続きに時間がかかっているため、購入費用を次年度に繰り越すこととなった。今年度の前半までには購入し、それを使ってエビデンスと実臨床とのギャップに関する検証を引き続き行う。
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