研究課題/領域番号 |
18K10690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 三重大学 (2019-2020) 帝京大学 (2018) |
研究代表者 |
百崎 良 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (70439800)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | リハビリテーション / 理学療法 / データベース研究 / ビッグデータ / エビデンスプラクティスギャップ / コクランレビュー / レジストリーデータベース / 系統的文献レビュー |
研究成果の概要 |
過去のコクランレビューを網羅的に収集し検討した結果、理学療法に関するconclusive evidenceはまだまだ少なく、さらなる研究が必要であることが分かった。リハビリテーション関連システマティックレビューに挑戦してみたい研究者を募集し、研究計画立案から出版までを包括的にサポートした結果、コクランレビューを含む10編近くのシステマティックレビューを出版することができた。学会のレジストリーデータベース等を用い、リハビリテーション領域におけるリアルワールドリサーチに関するサポート活動を行い、リハビリテーション提供状況に関する地域間格差、エビデンス診療ギャップを明らかにすることができた。
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自由記述の分野 |
リハビリテーション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リハビリテーション医学は他医学領域に比べ、まだまだエビデンスの整備がなされていない領域である。共通の手法を用いた系統的な文献レビューを実施できるフレームワークを構築し、系統的文献レビューを実施できるリハビリテーション関連職種を育成できたことは、今後のリハビリテーション領域におけるエビデンス整理の促進に貢献するものと考える。データベースを用いた研究によって、日本のリハビリテーション領域におけるエビデンス診療ギャップが大きいことを明らかにした。本結果より、今後取り組むべきリハビリテーション医療政策上の課題を整理することができた。
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