研究課題/領域番号 |
18K10704
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
今井 忠則 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (70381423)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 作業療法学 / 老年学 / リハビリテーション医学 / 社会参加 / 介護予防・支援技術 / ヘルスプロモーション / 予防医学 / 高齢者保健 |
研究実績の概要 |
ある個人にとって大切な活動に満足に従事できること,つまり作業参加(Occupational Participation)は,本人の健康と生活の質(QOL)にとって重要である.しかし,その根拠を疫学的に実証した研究は少ない.本研究では,長期的視点で,作業参加が疾病予防・死亡率・QOL等に及ぼす影響を明らかにし,作業参加が健康の決定要因であることの,より強固な疫学的根拠を創出することを目的とする.そのため,12年前に行ったコホート(特定の集団)に対して追跡調査を実施する. 本研究デザインはコホート研究である.対象者(研究参加者)は茨城県の一般住民498名を予定している.本研究の研究期間は3年間の計画で,1年目は調査依頼(研究協力機関),研究打ち合わせ,調査票作成,調査員の教育を行う計画である.続いて,2年目は調査依頼(対象者),本調査(郵送調査,訪問調査),データ入力・集計,データ分析,3年目は引き続きデータ分析,学会発表,調査報告,論文投稿を行う計画である. 本研究は研究計画に基づき,本年度までに調査準備をほぼ完了した.しかし,研究代表者の所属異動および新型コロナ感染症対策の影響のため,当初本年度に予定していた本調査が実施できず,予定が遅れている.そのため,本調査は来年度に実施する予定である.ただし,郵送調査を主体とする調査のであり,新型コロナ感染症の病勢をみながら実施時期を調整するため,状況によっては1年間の研究期間の延期を想定している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は研究計画に基づき,本年度までに調査準備をほぼ完了した.しかし,研究代表者の所属異動および新型コロナ感染症対策の影響のため,当初本年度に予定していた本調査が実施できず,予定が遅れている.
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今後の研究の推進方策 |
本調査は来年度に実施する予定である.ただし,新型コロナ感染症の病勢をみながら実施時期を調整するため,状況によっては1年間の研究期間の延期を想定している.
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度に実施予定の本調査が遅れたため,次年度使用額が生じた.来年度に本調査を行う予定であり,その費用を使用する計画である.
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