研究成果の概要 |
脳梗塞後に一定期間が経過のち痙縮が発症する。そのメカニズム解明のため一つは、痙縮発症に関連する脳領域をマンガン造影MRIを用いて明らかにすること、2つ目はそのメカニズムとして恒常的可塑的変化が関連するかを確認した。研究1としてshamマウスと比較して脳梗塞マウスの延髄網様体腹側核(MdV)で脳梗塞後1週間に有意な神経活動量の高まりを確認した。MdVはshamマウスでは末梢神経の電気刺激で一時的に活動が抑制されるが、脳梗塞後2, 4週ではその活動抑制が観察されなかった。次に脳梗塞後1週のMdVで恒常的可塑的変化で確認されるGluR1の発現増加、および脳梗塞後2週でGluR2へのシフトを確認した。
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