概ね2点について実施し成果をみた。 第1に、不眠症状を有する成人に対する認知行動療法の効果を、ランダム化比較試験により検証し、不眠症状の軽減に有効であることを明らかにすることができた。具体的には、不眠症状を有する成人に対し、セルフヘルプ型介入として、デジタル認知行動療法群、3つの良いことエクササイズ群を設定し、3群ランダム化比較試験により、ICBTとTGTがそれぞれ待機群よりも、不眠の問題を改善することを示した。 第2に、日本睡眠学会学術集会に参加し、研究成果の報告および意見交換を行い、本研究の意義を確認し方向性を明確にすることができた。
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