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2023 年度 研究成果報告書

COPDの身体活動性向上における呼吸リハビリテーションとアイリシンの役割の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10738
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

佐野 正明  秋田大学, 保健管理センター, 准教授 (30323140)

研究分担者 塩谷 隆信  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (90170852)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードCOPD / 身体活動性 / 呼吸リハビリテーション / アイリシン / マイオカイン
研究成果の概要

呼吸リハ(PR)施行COPD患者で、①マイオカインが身体活動(PA)と縦断的に関連するか、②マイオカインがバイオマーカーとして有用かを検証した。
対象は市立秋田総合病院でPRを行う安定期COPD患者29名。18名にPA向上プログラムを8週間介入した。測定項目は、マイオカイン(アイリシン、GDF-8、BDNF)、炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-α)、PA(歩数、3METs以上平均活動時間)、体組成、大腿四頭筋力、呼吸機能、運動耐容能。介入後歩数は中央値2367歩/日から 2452 歩/日と有意増加したが、マイオカインと炎症性サイトカインに有意変化なく、マイオカインとPAに有意相関はなかった。

自由記述の分野

呼吸器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

アイリシン分泌増加への運動の急性効果は認められているが、PRを継続するCOPD患者では、運動やPAの増加を通してマイオカイン濃度は変化している。本研究は、PRメンテナンスプログラムに参加するCOPD患者において、アイリシン、GDF-8、BDNFとPAの間に有意相関を認めなかったことより、長期的なPR介入が行われているCOPD患者のマイオカインはPAに関連するバイオマーカーとして習慣的に用い難い可能性、PAを目的とした歩行を中心とした介入は、マイオカインの増加には関連しない可能性を示した。COPD患者のアイリシン分泌におけるPRの時間的効果、種類、強度等が及ぼす影響にはさらなる検討を要する。

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公開日: 2025-01-30  

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