3年間の研究を通じ、2名の先天性腕欠損症児に対し、我々の方法に基づく計測および義手作成を反復した。ソケット採型に適切な計測時姿勢・肢位を確立することにより、安定した上肢切断端の三次元スキャンおよび3Dプリンタによるソケット作成・使用訓練を行った。継時的な計測データの集積を行い、成長に伴う断端サイズ・形状の変化に応じた実際のソケット作成および微調整が可能となった。またCADソフトウェアを用いた脱着式の手先具作成により、目的に応じた義手への簡易的な変換が可能となった。また腕欠損症児のためのesportsのコントローラー操作目的のためのデバイスを新たに考案・作成した。
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