研究課題
fidgety運動の記録と評価を継続して行った。その評価の正確性を担保するために、GMtrustのtutorであるGroningen大学のArend Bos教授と所見を検討し評価を確定させた。ハイリスク新生児のコホートから約150回の記録を行っている。当初の計画よりは少ないが、fidgety運動がコンスタントに観察されるべき時期である予定日から10~15週時に絞って評価を実施することとした。参照ビデオを作成するために必要な異常パターンの記録は収集できた。参照ビデオを決定し、それを用いて比較参照システムの試作版を作成した。当初同一画面に参照ビデオと判定ビデオを並列して供覧する構想であったが、特殊な入力機器やソフトウエアの装備が必要になり汎用性の観点から問題が大きいことと、操作が煩雑になるため、参照ビデオはDVDを作成し、判定ビデオとは別機器で参照する方針に変更した。試作版のDVDを用いて有用性の評価を開始している。
3: やや遅れている
比較参照システムの試作版は完成したが、有用性を検証するための研修会が新型コロナの影響で開催できなくなったため。
郵送により評価の有用性の検証を行う。自らが構築したGeneral Movements実践ネットワークに協力を依頼し、トレーニングを受けた評価者だけでなく、実践の機会のない人でも、比較参照システムを用いて評価の精度を検証する。有用性が確認されれば、広く作成したシステムを公開する。
大規模に有効性調査を行うことが困難な状況となり、進捗が遅れている。今年度に、少人数の会や郵送にて有効性の判定を進める。
すべて 2019 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
Brain and Development
巻: 41 ページ: 490~500
10.1016/j.braindev.2019.01.007
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10.1016/j.braindev.2019.03.008
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10.1016/j.earlhumdev.2019.104835
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https://www.oita-pediatrics.com/