• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

COPD筋委縮モデルマウスにおける肺組織や炎症から見た運動や電気刺激の効果

研究課題

研究課題/領域番号 18K10751
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

丸岡 弘  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80325985)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードCOPD / 運動 / ビタミンC
研究実績の概要

本研究はCOPD筋萎縮モデルに対して、ビタミンC(VC)摂取と運動の有無が肺胞やサイトカインにおよぼす影響を検討した。対象はVC合成不全マウス40匹を用い、COPDモデルの有無(COPDモデルと何もしないコントロール)で区分し、VC摂取の有無を組み合わせて無作為に4群、さらにVC摂取と運動の有無により無作為に4群に区分した。全群は8から10週齢にCOPD疾患モデルの処理を施し、11から12週齢に廃用性筋萎縮モデルを施し、COPD筋萎縮モデルを作成した。その後、運動は13~20週齢(7 weeks)まで実施した。分析はリアルタイムPCR法によりmRNA 発現量、一般染色により組織像の形態的分析、免疫染色によりマクロファージの発現量、そしてスパイロメトリーなどの検討を行った。結果、VC摂取有において肺はInterleukin-4(IL-4)とIL-13の増加、IL-6とInterferon-γ(IFN-γ)などの減少、骨格筋ではDynamin related protein-1(Drp-1)の減少が認められた。また、VC摂取有と運動有において肺はIL-4の増加とIL-6の減少、骨格筋ではDrp-1とIL-6、Nuclear respiratory factor-2(NRF-2)の減少が認められた。なお、VC摂取無と運動有では平均肺胞径の減少が認められた。
このことから、VC摂取と運動の有無は肺においてサイトカインや形態的な変化、骨格筋においてサイトカインに影響をおよぼすことが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Effect of Vitamin C and Exercise on Alveoli and Cytokines: Analysis of a Chronic Obstructive Pulmonary Disease (COPD) and Skeletal Muscle Atrophy Model in SMP30/GNL Knockout Mice2021

    • 著者名/発表者名
      Maruoka H, Tanaka K, Takayanagi M, Zenta M, Ishigam A
    • 雑誌名

      J Phys Med Rehabil Disabil

      巻: 7 ページ: 1-8

    • DOI

      10.24966/PMRD-8670/100063

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi