本研究では、地域在住高齢者の随意的咳嗽力 (cough peak flow: CPF) に影響を与える要因を明らかにし、その上でどのようなトレーニング方法がCPFを改善させるかを明らかにすることを目的とした。 CPFには影響を与える要因について、対象者46名について解析を行った結果、先行研究で報告されていた呼吸筋筋力だけでなく、腹筋筋力ならびに身長も影響を与えることが明らかになった。トレーニング方法に関する検討については新型コロナウィルス感染症により、飛沫感染リスクが高い本研究において、2019年度以降研究の実施を見合わせることとなり、明らかにすることはできなかった。
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