研究課題/領域番号 |
18K10771
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
近藤 和泉 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 副院長 (50215448)
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研究分担者 |
大沢 愛子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (10388944)
前島 伸一郎 金城大学, 看護学部, 教授 (50260815)
松居 徹 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (70199735)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 意識障害 / 評価尺度 / 予後予測 / 効果判定 |
研究実績の概要 |
1. レジストリの運用 入力手順書など、細かい資料の整備を行い、意識障害学会の開催期間中に、協力施設を集めてワークショップを行う予定であったが、COVID-19による感染症の蔓延に伴い、学会開催が中止となったため、トライアル運用のみを行い、サーバーの維持費を節約するため、レジストリを凍結した。来年度以降は、学会からの援助ないし他の外部研究資金を使い、レジストリを再度使えるようにして、当初の予定である多施設からのデータ収集に備える予定としている。 2. 看護介入に関する評価項目の作成 当初提出された介入リストに基づき、介入が必要となる状況を想定して、個々の状況に対する評価項目を作成する予定としていたが、8/28, 10/29のweb会議での看護に関わる研究協力者とのディスカッションから、この形での作成では、臨床の現場で使うことが困難であることが判明した。このため、1/27のweb会議で通常の評価尺度の作り方に則って、既存の評価尺度(NASVA score、江南スコア、CRPSなど)からADLに関わる項目を抽出して、β版を作成した上で、標準化の作業を行うこととした。現在作成スタッフに1.対象及び必要性の検討、2.使用目的の明確化(診断、重症度の評価、予後予測、治療効果の確認、治療方針の決定など)、3.項目の収集方法(文献、既存の尺度、現場の意見)4.初回のフィールドテストのやり方(使用感、信頼性、目的に合っているか?などの検討)、5.それ以降のフィールドテストのやり方(基準関連妥当性、構成概念妥当性の検討、β版マニュアル作成)、6. データ収集(同時に標準データの作成、有用性の検討)などのやり方を教授し、尺度作成の準備を進めている。 本年度で本科研費の実施期間は終了するが、次年度も引き続きコロナ下で、ワークショップ等の開催を難しいため、webを使って看護介入に対する評価方法を確定させた上で、新たな研究費の申請を行い、その後も研究を継続する。
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