研究課題/領域番号 |
18K10780
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田中 悟郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (00253691)
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研究分担者 |
稲富 宏之 京都大学, 医学研究科, 教授 (10295107)
太田 保之 西九州大学, リハビリテーション学部, 教授 (50108304)
中根 秀之 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90274795)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ピアサポーター / 精神障害 / リカバリー |
研究成果の概要 |
精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの構築を推進するために、ピアサポーターの養成が求められているが、都道府県によるピアサポーター養成は遅れている。そこで、本研究では、精神障害者のピアサポーター養成プログラムを当事者とともに開発し、その効果について評価研究を行った。その結果、当事者は「Expert by Experience(経験のある当事者専門家)」、当事者と専門職が共同創造(co-production)、様々な気持ちの言語化及び主体的・対話的な学びの推進などの理念のもと、リカバリーストーリー、心理教育、元気回復行動プラン、ストレス対処法などを実施するプログラムの有効性が確認された。
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自由記述の分野 |
精神障害リハビリテーション学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、当事者の具体的な語りの内容を重視した。その結果、語りの中にプログラムの有効性に言及する内容(例:「私の人生のとても大きな分岐点になった」、「リカバリーストーリーがためになった。」、「悩んでいるのは一人ではないと感じることができた。」)を多数確認することができた。従って、本研究は、ピアサポーターの活用を推進するための体制整備に寄与するとともに精神障害者が地域の一員として安心して自分らしい暮らしをすること(リカバリー)ができるような社会の構築にも寄与することが期待できる。
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