研究成果の概要 |
関節不安定を制動するモデル動物に対し,中枢神経や靭帯内線維芽細胞における神経可塑性を解析した。線維芽細胞ではBDNF,NGFにおいてACT切断群(ACLT群)は4週時点て有意に増加、関節制動群(CAM群)は8週時点において増加傾向を示した。後根神経節ではASIC3とASIC1について,8週間後に発現が増加し,AICS3はCAM群においてSham群まで回復した。脊髄後角のPiezo2は,ラミナでⅡ・Ⅲ・Vで発現し,疼痛因子と共局在を示した。脊髄におけるプロテーム解析では,特に、ACLT群ではAxonal growth inhibition因子が,CAM群では神経可塑性に関する因子が活性化された。
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