研究課題/領域番号 |
18K10789
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
太田 喜久夫 藤田医科大学, 医学部, 教授 (00246034)
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研究分担者 |
松本 英司 国際医療福祉大学, 医学部, 准教授 (50337341)
小川 朋子 国際医療福祉大学, 大学病院, 准教授 (70424017)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 嚥下障害 / 干渉波電気刺激 / tDCS / 電気刺激療法 |
研究実績の概要 |
干渉波電気刺激が嚥下機能に与える影響を測定する方法について即時効果の効果指標について検討してきた。2022年度では、嚥下運動モニタB4S を用いて検討し、反復唾液嚥下テストRSSTで得られるそれぞれの嚥下反射波形から得られる時間因子を評価指標として用いることで干渉波刺激の即時効果判定が有用と考えられた.またtDCSに干渉波電気刺激を加えた電気刺激が嚥下機能に与える効果に関する特定臨床研究を申請し2023年4月1日から研究開始が許可された(jRCTs042220162 課題名 干渉波電気刺激と経頭蓋直流電気刺激のハイブリッド介入が嚥下機能に及ぼす効果の検討)。 2023年度では、t-DCSと干渉波電気刺激を組み合わせた群と干渉波電気刺激のみを実施した群での嚥下機能の影響について特定臨床研究として研究を開始した。健常者を対象としたRCTであり、t-DCSと干渉波電気刺激を実施した群(ハイブリッド郡)15名と干渉波電気刺激を実施した群15名(コントロール群)では、即時効果として4回目の嚥下反射開始時間が有意に短縮していることを示した。また、ハイブリッド群においては、反復唾液嚥下テストの回数は刺激前後で増加する例が多くなり、t-DCSは干渉波電気刺激療法で即時効果が得られるリスポンダーを増やす効果があると考えられた。 上記の研究成果を 2024年3月2日佐賀市で開催されたThe 4th Japan-Taiwan-Korea Neurorehabilitation Conference:title tDCS can slightly boost the acute effects of the Interferential Current Stimulation on the swallowing reflex in healthy subjects.で発表した。
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