| 研究課題/領域番号 |
18K10791
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| 研究機関 | 順天堂大学 |
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研究代表者 |
羽鳥 浩三 順天堂大学, 医学部, 教授 (20286735)
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| 研究分担者 |
鈴木 康司 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (30615977) [辞退]
藤原 俊之 順天堂大学, 保健医療学部, 教授 (50276375)
肥沼 武司 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), その他部局等, その他 (60816271) [辞退]
谷 真美 順天堂大学, 医学部, 助手 (90817199)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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| キーワード | 最大舌圧 / 反復測定 / 動作緩慢 / パーキンソン病 / 嚥下障害 / 舌圧推移 |
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| 研究実績の概要 |
浦安病院異動後、反復経頭蓋磁気刺激の客観的評価に関する研究を継続した。その中で、パーキンソン病の最大舌圧（MTP）および舌圧推移分析を継続し、パーキンソン病（PD）でのMTPが健常対照（NC）に比し有意に低下することを昨年度報告したが、さらに舌圧生成開始からMTPに至る舌圧生成プロセスにおいて、PDではNCと明らかに異なる舌圧生成推移を示した。NCが均一かつ安定した舌圧推移を呈したのに対し、PDではMTP推移は多様性を示し、個々のPD例内においても不均一な舌圧推移を示した。統計学的解析においても、PDでのMTP推移には被験者内効果、被験者間効果ともに有意ではなかった。さらに、舌圧推移曲線下面積（AUC）がNCとPD両群で有意な差を認めなかった。これらの結果は、PDの主要運動症状である動作緩慢に関連する可能性があるとともに、PDのMTPの低下の要因に主要運動症状が関連することをs新規所見として示した。さらに今後PDの動作緩慢の病態解析や嚥下障害の研究方法などに応用可能な方法と考えられた。この結果を踏まえて、反復した同一動作の実行にPDで障害がある可能性を示しており、一連の動作に影響を及ぼしうる認知機能や前頭葉実行機能の関与について追加調査を継続中である。なお研究成果は、2023年5月シカゴで開催された国際パーキンソン病・関連疾患国際会議(IAPRD)に発表した。さらに、同学会関連誌であるClinical Parkinsonism & Related Disorders(CPRD)に投稿受理された。
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