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2020 年度 実施状況報告書

統合失調症者の生活機能改善と包括的リハビリテーションに寄与する運動療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10802
研究機関神戸学院大学

研究代表者

山本 大誠  神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (10411886)

研究分担者 岡村 仁  広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (40311419)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード運動療法 / 統合失調症 / 包括的リハビリテーション / 生活機能改善 / 地域生活への移行
研究実績の概要

令和2年度は令和元年度までの研究成果を基に、統合失調症者に対する身体運動の介入が生活機能の改善および地域生活への移行にどのように寄与したか、また身体運動の介入を含んだ精神科医療における包括的リハビリテーションのあり方について科学的根拠に基づいた視点から検討することを目的に研究計画を立てていた。しかし、令和2年度のコロナウィルス感染拡大の影響により、臨床協力施設での研究実施が困難となり、計画していた運動療法の継続的な評価が実施できなかった。このため、各研究施設とは遠隔で連絡をとりながら研究計画の変更など可能な範囲で検討したが、最終的に臨床における対象者のデータ収集ができず、令和3年度に延長する手続きを実施した。十分ではないが、現在得られている協力施設におけるBBAT実施者に対して半構造化面接を実施し、臨床におけるより効果的な運動療法介入のあり方について討している。また、本研究の目的である体力医学的側面から生活機能の改善に向けた身体活動増進に焦点をあて、統合失調症者に対する運動療法が早期退院および地域生活への移行を含む包括的リハビリテーションに寄与するかどうかについて明らかにするための準備を整えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

令和2年度のコロナウィルス感染拡大の影響により、臨床協力施設での研究実施が困難となり、計画していた運動療法の継続的な評価が実施できなかった。このため、各研究施設とは遠隔で連絡をとりながら研究計画の変更など可能な範囲で検討したが、最終的に臨床における対象者のデータ収集ができず、令和3年度に延長する手続きを実施している。

今後の研究の推進方策

令和2年度の遅れを今年度解消できるかは、コロナウィルス感染症の影響が左右すると考えられる。ただし、十分な感染症予防対策を行い、臨床施設でのフォローアップ研究を実施するための準備をすすめている。令和2年度にデータ収集できなかった施設には、引き続き介入後のフォローアップデータを得られるような仕組みを検討している。

次年度使用額が生じた理由

コロナウイルス感染拡大の影響により、本年度に予定していた臨床研究らなびに地域生活における対象者のフォローアップがほぼできなかった。また、臨床施設の出入り制限により、研究遂行のための打合せや評価データの収集のための旅費が一部執行できなかった。これらのことから、来年度への研究費の延長申請をしている。来年度が最終年度となるため、コロナウイルス感染拡大の影響を考慮して、郵送によるアンケート調査の準備を進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 その他

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] The effect of Basic Body Awareness Therapy on sense of self in healthy university students: a preliminary study2021

    • 著者名/発表者名
      Taisei Yamamoto
    • 学会等名
      International Organizaton of Physical Therapy in Mental Health
    • 国際学会
  • [備考] 山本研究室(Yama-Lab.)

    • URL

      https://sites.google.com/view/yama-lab/

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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