今後の研究の推進方策 |
最終年度は,海外の武道参加者の参加動機と彼らが抱く学習効果を調査することが主なねらいとしている.このデータを日本の武道参加者と比較することで,武道のグローバル化・スポーツ化の視点から,その効果を検証する.さらに,前年度までの一連の調査データの分析とともに,中学校における武道教育のあり方について,具体的な示唆を得る. 調査対象として海外での武道参加者100名程度を想定し,武道の参加動機,学習効果を中心に構成した質問項目によるインターネットでのWeb調査を実施する.調査にあたっては海外の研究協力者に協力を依頼し,必要に応じてフィールド調査を行う.得られたデータは数値化し,武道の学習効果を従属変数として,それを規定する要因を重回帰分析によって明らかにする.さらに,教員,生徒のデータとの比較を通して,武道のグローバル化,スポーツ化の視点から検討を加える.
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