我々が行う日常の活動において、高い筋力発揮を求められる場面や巧緻性の高い運動ではむしろ力の発揮レベルを抑制した方がよい場合もある。実践すべき運動をイメージしやすいオノマトペを用いることで運動を上手に制御できることが明確に証明できれば、上手な力の入れ方が分からなかったり、タイミングの取り方が苦手であったり、リラックスできずに力み過ぎで運動が上手にできない場合の改善策として、オノマトペを積極的に用いらせる根拠にもなる。体育やスポーツの指導場面だけでなく、リハビリテーションや福祉領域の介護の場面でも応用可能となるはずである。
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