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2020 年度 実施状況報告書

フレイルや転倒予防のための簡易な歩行分析システムの開発とポールウォーキングの効果

研究課題

研究課題/領域番号 18K10845
研究機関独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター)

研究代表者

松井 浩  独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (60792950)

研究分担者 坂根 直樹  独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究室長 (40335443)
二連木 晋輔  独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (70741156)
山内 賢  慶應義塾大学, 体育研究所(日吉), 教授 (70230307)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードCOVID-19
研究実績の概要

令和2年度に実施を予定しておりました研究は、COVID-19による緊急事態宣言などの影響で医療施設ならびに自治体での実施が困難となりました。
令和3年度に事業期間を延長して実施いたします。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID-19による緊急事態宣言などの影響で医療施設ならびに自治体での実施が困難であった。

今後の研究の推進方策

令和3年度は令和2年度に実施を予定していた内容と同じく、フレイル予防を目指し、運動に良質なたんぱく質摂取を組み合わせた介入を、プレフレイル 30名 (J-CHS基準)を被験者として12週間の並列群間比較試験(ポールウォーキング運動群vs.通常歩行運動群)を実施する。運動は最大心拍数の70%で30分間、週に3回で、運動後に良質なたんぱく質摂取(10~20g)を両群に対して行う。
体脂肪量、骨格筋量、握力、膝伸展力、垂直飛び、開眼片足立ち、血糖、HbA1c、中性脂肪、コレステロール(HDL-C、LDL-C、TC)、乳酸、高感度C 、反応性タンパク、ビタミンD、転倒スコア(鳥羽研二,2005)、フレイルの基準(J-CHS基準)、総合評価モデル(基本チェックリスト)などを比較し、通常歩行に比べてポールウォーキングがフレイル予防や転倒リスク低減に役立つことを明らかにする。併せて、20代~80代、各15名の計105名の被験者を対象に、5m歩行テストの際の歩行速度と歩行姿勢を2方向(前と横)から動作撮影し、被験者の目線、顎、背筋、腕、歩幅、つまさきの向きに着目して歩行の解析を行い、従来の歩行速度測定と比較する。これにより、簡易な歩行分析システム動作解析評価ツールの妥当性を検討し、再現性の高い簡易な歩行評価法、動作解析評価ツールの研究予算内で可能な範囲での開発につなげる。
さらに、通常歩行に比べ、ポールウォーキングがフレイル予防や転倒リスク低減に貢献するか、また、ポールウォーキングに良質なたんぱく質摂取を組みあわせることでフレイルや転倒予防につながるかの研究で得られた結果と、多人数の患者を測定する臨床現場でも再現性の高い簡易な歩行評価法の研究で得られた結果を取りまとめ、成果の発表を行う。

次年度使用額が生じた理由

令和2年度に実施予定の研究がCOVID-19の影響で実施できず、補助事業期間延長申請を行い承認されたため。
フレイル予防を目指し、運動に良質なたんぱく質摂取を組み合わせた介入を、プレフレイル 30名 (J-CHS基準)を被験者として12週間の並列群間比較試験(ポールウォーキング運動群vs.通常歩行運動群)を実施ならびに、20代~80代、各15名の計105名の被験者を対象に、簡易な歩行分析システム動作解析評価ツールの妥当性を検討し、再現性の高い簡易な歩行評価法、動作解析評価ツールの開発と成果の発表のために使用を計画している。

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公開日: 2021-12-27  

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