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2021 年度 実施状況報告書

熱中症予防に役立つ唾液を用いた評価方法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K10863
研究機関早稲田大学

研究代表者

赤間 高雄  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60212411)

研究分担者 枝 伸彦  獨協医科大学, 医学部, 講師 (50711181)
及川 哲志  早稲田大学, スポーツ科学学術院, その他(招聘研究員) (20844997) [辞退]
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード唾液 / 脱水指標
研究実績の概要

熱中症は適切な対策を講じることで予防することが可能とされている。我が国においては、夏期の熱中症発症が問題視されており、中でもアスリートの熱中症予防は重要な課題である。スポーツ活動中の脱水は熱中症を発症させるため、熱中症予防に向けては脱水を客観的かつ定量的に評価することが求められる。一般的に血液を用いることで脱水を定量的に評価することができる。しかし、血液採取は侵襲的で痛みを伴うためスポーツ現場での実施は困難である。非侵襲的に繰り返し採取することができる唾液は脱水状態を推定できる可能性があるが、血液中の脱水指標を適正に反映する唾液バイオマーカーは確立されていない。本研究では、唾液試料を用いて脱水を定量評価できるバイオマーカーの開発を目的としている。
2021年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により、予定していたスポーツ大会におけるアスリートを対象として唾液採取の実験を実施することが出来なかった。そこで、2021年度は、唾液指標をスポーツ現場におけるコンディションデータの1つとして活用ために、効率よくコンディションデータを収集し、整理・フィードバックする方法について検討し、論文がInternational Journal of Human Movement and Sports Sciencesに採択された。
現在は、各実験および解析の準備を進めており、2022年度開催されるスポーツ大会が確定した時点で実験を開始し、スポーツ現場における唾液を用いた脱水評価の有用性を詳細に検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2021年度は2020年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大により、予定していたスポーツ大会におけるアスリートを対象として唾液採取の実験を実施することが出来なかった。

今後の研究の推進方策

2021年度に実施予定であった実験に関して、2022年度開催されるスポーツ大会の選定を進めている。実験を実施するにあたり、研究スタッフや対象者の新型コロナウイルス感染症の感染予防を徹底した上で実施する。

次年度使用額が生じた理由

2020年度は、コロナ禍によりスポーツ現場における脱水指標の有用性に関する検討が実施できなかった。2022年度は2021年度に実施できなかった研究とこれまで収集した唾液サンプルを用いてバイオマーカーの解析を進める。具体的には、各実験および解析の準備を進め、2022年度開催されるスポーツ大会を選定して実験を開始し、スポーツ現場における唾液を用いた脱水評価の有用性を詳細に検討する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Study on the Efficiency of Data Collection, Organization and Feedback Methods for Triathlon Races2022

    • 著者名/発表者名
      Yuto Inai, Satoshi Oikawa, Takao Akama
    • 雑誌名

      International Journal of Human Movement and Sports Sciences

      巻: 10 ページ: 155-165

    • DOI

      10.13189/saj.2022.100204

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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